戦闘ルール
 このゲームの戦闘ルールは至って単純で、
 PCが順番に『戦う』だけです。戦う順番は戦闘開始時にPLが任意決定します。


戦う
 エネミー1体を対象に指定し、難易度4の【戦闘】の成功度ロールを行います。
 この結果として得られた成功度を、エネミーの【強さ】と比較します。
 成功度がエネミーの【強さ】を超えていれば、その差分がエネミーに与えるダメージとなります。

 逆に、成功度がエネミーの【強さ】以下であれば、エネミーからの反撃を受ける事になります。
 成功度とエネミーの【強さ】の差分値に1D6を足して、その合計値に該当するエネミーの『反撃表』を参照して結果を適用します。
 『反撃表』の結果、数時間、あるいは数日ほどの陵辱を受ける事になる可能性がありますが、そういうものだと解釈してください。本作の1戦闘ターンは時間で考えると数秒〜数日間程度であり、かなりファジーです。


白魔法
 【白魔法】の能力を活用し、下記いずれかの効果を得ることが可能です。
魔法名称 効果
防御魔法 自身が反撃表を振った際に使用を宣言します。
【白魔法】の現在値を任意の点数だけ消費し、消費量に等しいだけ
品格値に受けるダメージを減少させます。
回復魔法 【白魔法】の最大値が2以上のキャラのみ使用可能です。
自分が『戦う』代わりに使用を宣言します。
難易度3で【白魔法】の判定を行い、1以上の成功度が出せれば
キャラクターひとりの任意の品格値を、成功度に等しいだけ回復します。
ただし失敗すると、差分値0扱いで、直近に攻撃の対象となった敵からの『反撃表』を振ります。
使用時に【白魔法】の現在値を1消費します。
守護魔法 【白魔法】の最大値が3以上のキャラのみ使用可能です。
自身以外の味方が反撃表を振った際に使用を宣言します。
品格値に受けるダメージを1減少させます。
使用時に【白魔法】の現在値を1消費します。
蘇生魔法 【白魔法】の最大値が4以上のキャラのみ使用可能です。
難易度5で【白魔法】の判定を行い、1以上の成功度が出せれば
戦闘不能状態のキャラクターを復活させる事ができます。
その際、0になっていた品格値は成功度に等しい値まで回復します。
ただし失敗すると、差分値0扱いで、直近に攻撃の対象となった敵からの『反撃表』を振ります。
使用時に【白魔法】の現在値を3消費します。


黒魔法
 【黒魔法】の能力を活用し、下記いずれかの効果を得ることが可能です。
魔法名称 効果
魔力撃 『戦う』際に使用を宣言します。
【黒魔法】の現在値を任意の点数だけ消費し、一度だけ、消費分に等しいだけ
【戦闘】が高いものとみなして『戦う』事ができます。
攻撃魔法 【黒魔法】の最大値が2以上のキャラのみ使用可能です。
難易度3で、【戦闘】の代わりに【黒魔法】の最大値を使用して『戦う』ことができます。
使用時に【黒魔法】の現在値を1消費します。
弱体魔法 【黒魔法】の最大値が3以上のキャラのみ使用可能です。
自分が『戦う』代わりに使用を宣言します。
難易度3で【黒魔法】の判定を行い、対象の【強さ】を上回る成功度が出せれば、
自分の直後に行動するキャラクターが『戦う』際、
一度だけ対象の【強さ】が1低いものとみなします。
ただし失敗すると、差分値0扱いで、直近に攻撃の対象となった敵からの『反撃表』を振ります。
使用時に【黒魔法】の現在値を1消費します。
強化魔法 【黒魔法】の最大値が3以上のキャラのみ使用可能です。
自分が『戦う』代わりに使用を宣言します。
難易度3で【黒魔法】の判定を行い、1以上の成功度が出せれば
自分の直後に行動するキャラクターが『戦う』際、【戦闘】が1高いものとみなします。
ただし失敗すると、差分値0扱いで、直近に攻撃の対象となった敵からの『反撃表』を振ります。
使用時に【黒魔法】の現在値を1消費します。
極大魔法 【黒魔法】の最大値が5以上のキャラのみ使用可能です。
難易度2で、【戦闘】の代わりに【黒魔法】の最大値を使用して『戦う』ことができます。
使用時に【黒魔法】の現在値を3消費します。


その他
 シチュエーション次第ですが、GMの認める行動はだいたい可能です。


逃げる
 原則として逃げてはいけませんが、GMが特例として許可する場合は逃走する事も可能です。
 難易度4の【冒険】の成功度ロールを行い、成功度がエネミーの中で最も高い【強さ】を超えていれば逃走成功、といった処理が妥当でしょう。



戦闘不能
 反撃表の効果により、いずれかの品格値が0以下になってしまったキャラクターは、戦闘不能となります。
 戦闘に参加している全てのプレイヤーキャラクターが戦闘不能になると、敗北です。
 敗北した場合、戦闘に参加していたキャラクターは敗辱の証を獲得します。原則的にはどの品格値が0になったかに応じてダイスを振り、どの敗辱の証を獲得するか決定しますが、「この状況でそれはねーよ」とGMが思った場合など、特段の指示があった場合は振り直し、または特定の敗辱の証を強制獲得などの措置を受けます。このあたりはGMの指示に従ってください。



勝利
 (珍しく)全ての敵の【HP】を0以下にすることができたら、プレイヤーキャラクターたちの勝利となります。