【☆……初陣までに知っておくべき事】 <FEZにおける戦争の勝利条件とは?>  FEZにおける戦争の勝利条件は、画面上部中央に表示されている敵味方の戦力ゲージのうち敵側の色の戦力ゲージを0にする事です。  この戦力ゲージへのダメージは、オベリスク・エクリプスによって得られる支配領域の広さに応じて、時間経過によって与えるダメージが  最も効率のよいダメージの与え方となっています。 <低レベルキャラの仕事とは?>  領域を広げ、維持する事が勝利に繋がるこのゲームですが、低レベルキャラは歩兵戦で領域を維持できません。  歩兵戦の繰り広げられる前線は、高レベル・高性能装備・高プレイヤースキルの人たちが集う所です。  低レベルキャラを持った初心者さんが行っても狩られるだけです。  ですが、低レベルキャラでも活躍できる仕事は、歩兵戦以外にちゃんと用意されています。  その中でも最初に行なうべき仕事が、「クリスタル掘り」と「ナイト召喚」です。 <ただ座ってればいいわけではないクリスタル掘り>  クリスタル掘りは、低レベルキャラを持つ初心者さんが最初に覚えるべき仕事です。  駐屯地のチュートリアルでやったように、ただ掘るだけなら大クリスタルの前で座ればいいだけです。  ですが、ここにも知っておくべき事はあります。  ・1つめは、クリスタル募集の略式表記。  実戦においては、クリスタルの受け渡しを素早く行なうため、クリスタル募集は省略形で発言されます。  例えば「オベぼ@6」のように。これは「オベリスク建築用に」「(クリスタルを)募集」「あと6ください」の意味です。  基本的には@の後の数字を満たすように渡していればいいですが、手持ちのクリ数が相手の要求数に満たない場合でも、  3個以上手持ちがあればどんどん渡して構いません。  詳しい事は建築の項で説明しますが、とにかく建築はスピードが命なので、素早いクリ渡しが重要なのです。  ・2つめは、キプクリ回復の禁止。  キープ(本拠地)に一番近い大クリスタルをキプクリと呼びますが、HPが満タンの状態でないときに、このキプクリで掘ってはいけません。   なぜかというと、HPが減った状態で掘ると、大クリから採掘できる残量が普段より早く減ってしまうからです。  (引き換えに、自分のHPが回復されますが)  キプクリが尽きてしまうと、召喚を行うためにいちいち僻地の大クリからクリスタルの輸送が必要になるため、非常に手間です。  これは自軍を著しく不利にするため、キプクリ温存のために、キプクリでの回復掘りはNGなのです。  掘る前に、必ずHPが満タンかどうか確認するクセをつけましょう。  なお、キプクリ以外の大クリでの回復は、前線で消耗した歩兵の回復などにおいて、行って構いません。 <万能召喚獣、ナイト召喚!>  初心者が第二に覚えるべき仕事が、ナイト召喚です。  ナイト召喚の操作方法自体は駐屯地で習ったと思いますが、実際に実戦でどのような仕事をこなすのかと言うと、  ナイトは非常にできる事の多いオールラウンダー的な召喚獣であり、一朝一夕に全てを極められるものではありません。  まず最初は、召喚・解除時には「ナイト召喚しました」「ナイト落ちました」などのように軍団チャットで必ず報告する事。  そして、味方大物召喚獣の護衛から覚えていきましょう。 <戦場の主役を守れ、護衛ナイト!>  ナイト以外の召喚獣(以下「大物召喚獣」と仮に呼びます)は、戦局を大きく変える可能性を持った強力なユニットです。  そのため大物召喚獣に対して、普通、敵は、召喚獣に対して高い攻撃力を持つナイトを仕向けて来るのが普通です。  しかしナイトも召喚獣の一種であるため、ナイトの攻撃には弱いです。  このため敵ナイトから味方の大物召喚獣を守るナイトが多数いると、味方の大物召喚獣が長持ちし、暴れ放題できるというわけです。  具体的な護衛のやり方は、味方のジャイアント・レイス・キマイラといった大物召喚獣に同行し、つかず離れずの間合いで歩き回り  大物召喚獣に向かってくる敵ナイトを発見したら、大ランス(ディバインスラスト)の射程内に捕らえてぴったりマークしましょう。  そして敵が大ランスのモーションに入ったら、大ランスを返す。  逆に敵が大物召喚獣の懐に入り込むようにしてきたら、小ランスを狙っている可能性が高いので、こちらも小ランスの用意をして敵ナイトに接近、  基本的にはカウンターを狙うような感じで攻撃し、敵ナイトを削り、「これ以上無理するとこっちが死ぬ」と思わせて  敵ナイトにお帰り願いましょう。それが味方の大物召喚獣を長持ちさせる方法です。  「ナイトのランスは後手必勝」。標語として覚えておきましょう。 <騎馬戦だけは禁止です>  周囲に大物召喚獣のいない状況で、ナイト同士だけでどつき合う事を「騎馬戦」と呼び、一般的にこれはNG事項です。  例えばナイト同士だけで殴り合って、相手を倒した場合、それが戦局にどのような影響を及ぼしますか? と考えれば、  戦線を押しやすくなるでもなく、敵の建築を破壊しやすくなるでもなく、正直何の意味もなく互いのHPが削れるだけであるため  騎馬戦をやっている暇があるなら、他の仕事をこなすべきだとわかると思います。 <迫り来るキマイラの恐怖……FBを決めさせるな!>  ナイトをやる上で知っておかなくてはならないのは、大物召喚獣キマイラの事です。  キマイラは、「キマイラブラッド」と呼ばれるアイテムが必要になる特殊な召喚獣です。  キマイラの最も恐るべき能力は、「ファイナルバースト」と呼ばれるスキルです。通称FBとも呼ばれます。  これは敵キープに接触したときのみ使用できるスキルで、発動すると、戦力ゲージまるまる1本分の戦力ダメージを与えます。  はっきり言えば、FBが決まった時点で、他の要素は全て無視して戦争の勝敗が決まってしまうほど強力です。  敵からのFBだけは絶対に決めさせてはなりません。  キマイラ発見時は、発見報告を軍団チャットで連呼するのが通例になっていますので、報告を見落とさないよう気をつけ、  自分がナイトをやっているときにその発見報告を見かけたら、他の仕事は全て放棄してでもキマイラ撃退に向かってください。 <補足:そう言えば、スキルってどう取ればいいの?>  歩兵戦用のスキルを実際に活かす機会が来るのはまだまだ先ですが、今のうちからキャラの育成方針を練っておくのは  非常に大切な事です。各種の職タイプごとに解説していきます。  ・片手ウォリアー  まずはブレイズスラッシュ→ガードレインフォース→シールドバッシュを最優先で伸ばしましょう。  片手の仕事は全てバッシュがある事が前提です。  バッシュ3取得後は、中距離牽制・自衛用にソニックブームを取っておくのがお勧めです。  ・両手ウォリアー  スマッシュ→ストライクスマッシュ→ヘビースマッシュが最優先になります。  ストスマの突進力とヘビスマの火力が、両手のアタッカーとしての能力の要です。  またソニックブームもその次には優先したい所です。瀕死の敵を逃がさず倒すのに重宝します。  ・短剣スカウト  他の職の経験と、戦場全体の状況を把握してスキをつける眼が必要になる職なので、初心者にはお勧めできません。  どうしてもやりたいのであれば、レッグブレイク→ガードブレイク→アームブレイクを優先しましょう。  また、純短剣だと離れた敵には全く対処できないので、せめて弓のスキルもエアレイドぐらいは取っておきましょう。  ・弓スカウト  エアレイド→ブレイズショット→アローレインを最優先に取得します。  アローレインは、主戦場ならとりあえずこれを撃っておけばOKというぐらいには優秀なスキルです。  ・火ソーサラー  まずは詠唱を2まで上げた後、ファイア→ファイアランス・スパークフレア→ヘルファイアを極めましょう。  ヘルファイア3があれば、とりあえず火力職としての面目は保てます。  その後、自分で攻撃のチャンスを作りたいのであればアイスボルト→アイスジャベリンを。  とどめを刺す能力を追求したいのであれば、ライトニング→サンダーボルトを取得するのが一般的です。  ・氷ソーサラー  まずは詠唱を2まで上げた後、アイスボルト→アイスジャベリン・フリージングウェイブ→ブリザードカレスを極めましょう。  その後はライトニング→サンダーボルトを取得後、詠唱を3に伸ばしておくのが一般的です。  氷による敵の足止めと、サンダーボルトによる引き寄せを活かせば、優秀な戦場のコントロール役になれます。  ・雷ソーサラー  まずは詠唱を2まで上げた後、ライトニング→ライトニングスピア・サンダーボルト→ジャッジメントレイを極めましょう。   その後はアイスボルト→アイスジャベリンを取得して詠唱を3に伸ばすのが一般的です。  変則的な火力職なので、初心者にはお勧めできません。絶好の攻撃チャンスの、その奥を狙う必要がある職です。 【☆☆……「初心者」から「よく気が利く期待の新人」になろう】 <設定に不満があればいじっておこう>  Nキーで、設定変更ウィンドウを呼び出すことができます。  ここまで何戦かこなしてきて、動作に不満を感じたりしたら設定を変えておきましょう。  特にチャットログの表示量は、報告見落とし防止のために、15行以上にしておくのが好ましいです。 <マクロを仕込み、キーひとつで簡単に報告・連絡を>  Yキーで、ショートカット発言の編集ウィンドウを呼び出すことができます。  これは、F1〜F5キーを押したときに定型の発言を行なう事ができるシステムです。  発言内容そのものは定型の短文ですが、周囲の味方に素早く自分の意図を伝えたい時に役立ちます。  特に仕込んでおきたいショートカットと、便利なマクロの一例を以下の通り示しておきます。  /a にオベを建てます   →は現在位置を表示します。建築前の宣言に便利。また/aは必ず軍チャ発言にする効果があるので、誤爆防止になります。  /a 召喚しました   →は、自分が現在なっている召喚獣の名前に置き換えて表示されます。召喚報告に便利。  /as クリ回収or配布します /50   →は現在の所持クリ数を表示します。また/asは必ず軍範発言にする効果があるので、誤爆防止になります。  /a ◆◇◆敵キマイラ発見!◆◇◆   →言わずもがな。キマイラ発見は重大事項なので目立つように飾ってあります。  文面は上記の通りでなくてもいいので、マクロとショートカットを有効に使って、仕事の効率を上げましょう。 <戦うのはまだ不安でも、ねずみ退治は裏方の仕事>  実戦に何度か出ていると、「ねずみ」という単語を聞いた事も出てくると思います。  ねずみとは、歩兵でありながら敢えて主戦場を離れ、単独あるいは少人数でこっそりとオベを破壊しに来る敵の事です。  (ハイドした短剣スカウトが典型的な例です)  基本的に主戦場から遠いオベを狙ってくるため、主戦場の歩兵で倒しに行くわけにはいきません。  必然的に、近くの大クリで掘りを行なっていたりする裏方要員が、これを撃退しに行く事になります。  ねずみに来る敵は普通、単独か、せいぜい2〜3人程度の少人数なので、こちらも数人で協力し、囲めばすぐ倒せます。  ただし、万一返り討ちに逢ってしまうと、オベそのものの危機になってしまいますので、負けるわけにはいきません。  軍範で「ねずみ退治いきましょう」などのように、周囲の味方に一声かけ、協力して撃退に当たってください。 <主戦場はまだ遠い、でも一応知っておくべきダメージかぶり>  ねずみとの少数戦とはいえ、歩兵で戦う以上知っておかなくてはならないのが「ダメージかぶり」です。  FEZのゲームシステムのひとつとして、「攻撃を受けた者は、一瞬の無敵時間が生じる」というものがあります。  これはダメージの大小に関係なく、必ず発生する無敵時間です。  つまり、今から両手ウォリアーや火系ソーサラーのような火力職が強力な一撃を叩き込もうとしていたその時に、  一瞬早く他の攻撃が当たってしまうと、ヘビースマッシュやヘルファイアといった強力な攻撃が打ち消されてしまいます。  これがダメージかぶりです。  味方の脚を引っ張り、敵を助ける行為になってしまいますので、スタン(気絶)やルート(凍結)状態の敵に対しては  小ダメージの攻撃を撃ってはいけません。特に、連打するのは厳禁です。  自分が火力職ならそれほど気にしなくてもいいですが、自分が他職であるなら、火力職が周囲にまったくいない場合以外は  スタンやルートへの攻撃は控えましょう。   (ただし、ルートへのシールドバッシュだけは大歓迎です。確実に敵へ集中攻撃を加えられる状況を作り出せます) <ナイトの仕事も広げてみよう……敵召喚の撃退!>  慣れてきたら、ナイトの仕事も広げてみましょう。まずは護衛ナイトの延長上、敵召喚の撃退です。  小ランス・大ランスを使い分け、大物召喚獣を中心に戦うところは護衛ナイトと一緒ですが、今度は攻める側になります。  護衛ナイトの経験があれば、うかつな大ランスの使用は、カウンター大ランスをもらって命取りになる事はわかると思います。  大ランスは、周囲にいるナイトの数で圧倒的に勝っている時か、死角を突いて攻撃できそうな時に限定して使い、  敵ナイトの合間を縫って大物召喚獣の懐に飛び込み、小ランスで一撃離脱を繰り返す戦法を身につけましょう。 <クリスタルが足りない……そんな時は輸送をしよう>  ナイトで戦闘をしていると、HPは当然消耗していきます。召喚中は回復手段がないので、これは自然な事です。  瀕死になったら安全な場所まで逃げて召喚解除するのが一般的ですが……実は瀕死のナイトにもできる事はあります。  それが輸送ナイトです。  輸送ナイトとは、僻地の大クリで掘ったクリを集め、キプクリ前の銀行や召喚候補生に配る仕事です。  地味で簡単な仕事ですが、クリスタルの運用効率を著しく良くし、召喚獣の量産に大いに役立ちます。  また貢献度も大量に稼げるため、戦争終了後の獲得リングもおいしい仕事となっています。  全軍で一人いればいい仕事であるため、他に輸送をしている人がいないかどうか確認し、いなければやってみましょう。  また、クリのトレード中、敵ナイトからの襲撃には気をつけてください。 【☆☆☆……だいぶ慣れてきた? じゃあ挑戦してみよう】 <前線建築は裏方の花形! 求められるのは知識とスピード>  そろそろ戦場にも慣れてきたと思います。戦争の勝敗を握る前線建築にも、挑戦してみる時期でしょう。  前線方向への建築は、初動で素早く行なっていくべき仕事です。  なぜかと言うと、領域を取るためのオベリスクは、敵領域内(自軍領域と敵軍領域が被っている地点含む)には建てられないため  前線近くでの領域取りは、簡単に言えば早い者勝ちになってしまうからです。  ではどこへ建てればいいのか、と言えば、具体的にはTTSを参考にするのがいいですが、理論上説明するならば  「そっちへ進軍すれば領域がいっぱい取れるであろう方向」です。  一般的に、敵キープへ直進する方向よりは、遠回りな方向で、広い場所を目指した方が、たくさんオベが建てられます。  たくさんオベが建てられるという事は、それだけ領域も取れるという事。  基本的には、互いのキープを結ぶ直線から見て両翼に広げていくように展開していきます。  ただしクラウスなど、地形の関係上、例外的なマップもありますので、そこはTTSを参考にしてください。  そして素早くクリ募集して素早く建てる事。これが何より重要です。  建築の展開が遅くなると領域負けし、戦争で終始劣勢に立たされ、逆転のためにジャイやキマイラに頼らざるを得なくなり、  それだけ戦い方の幅が狭まってしまう事が多々あるからです。  (歩兵戦力で圧倒的に勝っていれば、ゴリ押しで逆転できる事もありますが……稀な例です) <ATとエクリプスを活用しよう>  領域を伸ばすための基本的な建物はオベですが、オベと歩兵だけで勝利のための領域を獲得・維持するのは困難です。  そこで活用できるのが、AT(アロータワー)とエクリプスです。  ATは前線の歩兵戦を支援する建物で、射程内に敵が入ると、自動的に矢を撃って攻撃してくれます。  1発のダメージは15〜40程度と微々たるものですが、ATが2〜3本まとめて建っている地点の周囲ともなれば  ATの矢がすべて命中したと考えれば、一定時間置きに45〜120程度のダメージを敵に与え続ける計算になります。  これはとても強力な効果です。ハイリジェの回復量を打ち消すほどの持続ダメージとも言えます。  ATはオベ同様、自軍の領域内にしか建てられません。このため攻めではなく、守りの要衝として建築されるのが一般的です。  守ろうとするオベよりもマップ1目盛り分ぐらい前線寄りに2〜3本まとめて建て、前線が劣勢に陥ったときに  ATによる防衛ラインで敵の侵攻を食い止め、オベを安全に保つのが役目と言えます。  エクリプスはオベと同様、領域を獲得するための建物です。  しかしオベとの大きな違いとして、自軍領域であれば、敵領域と被っている地点にも建てられるという利点があります。  これはとても重要な事で、領域を稼げるのみならず、その領域によって敵のATの建築を妨害できるという意味もあります。  敵のAT建築を妨害できるという事は、敵ATによって自軍が押し留められにくくなるという事。  つまり歩兵戦を有利に運び、戦線を押し、敵オベを折りやすくなるという事です。  押している前線に建築し、領域を稼ぎつつ、敵の建築を妨害しましょう。  ただし建築後、最低2分はもたせないと、破壊された時の戦力ダメージによって、戦力ゲージ的に赤字になってしまいます。  このあたりは前線の押し引きをよく見て判断してください。 <ナイトの脚を活かせ! 建築ナイト>  ここまで理解したならば、建築については一通り大丈夫だと思います。  応用として、建築ナイトもやってみましょう。  建築ナイトとは、ナイトの脚の速さを活かして、素早く建築展開を行なう仕事のナイトです。  一般的に、最初にナイトを召喚した人が行う事が多いです。  建築ナイトがいれば、前線の建築を素早く行い、領域の取り合いを有利に進めることができます。 <警戒ナイトでキマイラを見張り、勝利を確実に掴み取ろう>  戦争が有利に運び、順調にゲージ差をつけ、勝利に向かっている……  そんな時ほど怖いのがキマイラだ、というのは理解していると思います。  しかし、ナイトが一人いれば、キマイラによるFBを決めさせないための予防策を打つことができます。  それが「警戒ナイト」です。  具体的には、ナイトは脚が速く、ちょろちょろ動き回るだけでそうそう歩兵の攻撃は被弾しない事を活かし、  敵キープ前でひたすらうろつき、敵キマイラが出ないか見張り続けます。  もちろん、キマイラを発見したら、キマイラ発見報告のショートカットを連打しましょう。  早期発見する事で、キマイラ撃退のためにナイトを素早く集合させる事ができるので、FBを決められにくくなります。 <大事な役目だけど難しくない、銀行をしてみよう>  そろそろ戦場に立つ一員として、気負わずに仕事ができるようになってきたでしょうか?  慣れてきたなら銀行もやってみましょう。  何度も戦争に参加していれば、銀行の人を実戦で見た事はあると思います。  銀行クリ騎6(警×輸◎)巨0霊1獣0  ↑このような発言を定期的にしている人です。  (一般的には辞書登録もしくはショートカット化しておき、2度目以降の発言はチャットウィンドウを開いてCtrl+↑キーで   前回の発言内容を呼び出し、召喚の数だけ書き換えて発言しています)  銀行は、一般的にキプクリ前で、建築・召喚希望者へのクリスタルの受け渡しと管理、そして召喚獣のカウントをします。  ゲームデータ上は、クリ持ち役としての役目しか果たしませんが、召喚獣の数をカウントする銀行がいる事で  現在ナイトの数は充分か、不足しているのか。一人いれば充分な警戒、輸送、レイスは既に今いるのか。  そういった情報を全軍で共有できるようになる事で、無駄な召喚はなくなります。  これらの情報を一括で管理する銀行がいる事で、今、何が必要とされているのかが誰の目にも判りやすくなるのです。  全軍の舵取りとも言える大事な役目ですが、難しくはなく、貢献度も大量に稼げます。ぜひ挑戦してみてください。  余裕をもって銀行をできるようになると、戦場全体の状況を把握する能力にも磨きがかかります。 【☆☆☆☆……そろそろ戦場の主役になろう!】 <大物召喚獣をやってみよう!>  怖がってやろうとしない人が多い大物召喚ですが、☆4にもなればそろそろ挑戦してみてもいい頃です。  もともと召喚獣は、戦局に大きな影響を与える存在ですが、動きが全体的に鈍く、モーションが大きいので  歩兵戦に比べて、素早い操作スピードとテクニックを必要としません。  基本的な使い方さえわかっていれば、あとは状況を見る目と、護衛のナイトの数が活躍度を決めます。  思い切ってやってみましょう。それほど怖いものではありません。  ただし、必ず用意しておくショートカットがあります。  /a 味方現在位置HP:/(連呼=HELP)  これを仕込んでおきましょう。文面は適当に変えて構いません。  このショートカットを定期的に発言する事で、「今ここにいるからナイトさん護衛よろー」という呼びかけになります。  急を要する場合は連打しましょう。 <歩兵戦の鍵を握れ! レイス召喚!>  まずは歩兵戦を強力に支援するレイスに挑戦してみましょう。案外、そう難しくはありません。  (むしろ初心者に好まれやすいジャイアントの方が難しいです)  レイスは、手にした大剣と背中の翼が印象的な召喚獣で、その見た目から接近戦能力とジャンプ力が優れているように  勘違いする人も多いですが、悲しい事に、実は全くそんな事はありません。  HPは大物召喚獣としてはやや頼りない4800で、動きももっさりなので、ナイトに狙われればただの的です。  また、敵歩兵の集中攻撃でも案外バカにならないダメージを受けてしまいます。  ではどうするかというと、味方歩兵の後ろから、アイスバインドを主力スキルとして使っていくのです。  アイスバインドは、歩兵戦の中で最も射程が長いスキル、弓の「イーグルショット」と同等の射程を持ち、  かつ弾速も非常に速く、撃たれる側にとっては見てから避けるのはほぼ不可能です。そして鈍足付与の効果もあります。  つまり「遠距離から鈍足を付与し、攻めも逃げもしづらい状態を敵に配って回れる、避けにくい攻撃」という事です。  これを敵前線に適当に撃っているだけで、敵前線を瓦解させやすくなるのはわかると思います。  また、レイスによる援護を受けても、味方歩兵が押されている状況もありえます。  そんなときはダークミストを使用しましょう。  ダークミストは周囲の敵をまとめて暗闇状態にしてしまうので、敵にとっては連携が不可能な状況を作れます。  こうなった敵はたいてい後退しますので、戦線を一時的に進め、また足元にたかってきた敵を追い払う効果もあります。  敵ナイトに粘着された時、護衛ナイトが到着するまでの時間稼ぎとしてもそこそこ有効です。  いずれにしても、ギロチンソードは敵歩兵に接近された時の最後の手段ぐらいに考えましょう。  基本的には、見た目に反して移動砲台です。 <敵陣を打ち崩せ! ジャイアント召喚!>  ジャイアントは出すタイミングが難しいので敬遠する人も多いですが、領域の取り合いで負けている時に  逆転するための手段としては欠かせない大物召喚獣です。  HPは高いものの、脚は非常に遅く、自衛能力はほぼゼロのため、敵ナイトにたかられれば瞬殺されてしまいます。  必ず護衛に来られるナイトが数名いる事を確認してから出るようにしましょう。  ナイトが不足している場合は、焦らず先にナイトを増やし、ジャイが動ける土台を作るのが大事です。  さてそんなジャイですが、やる事は単純で、ただひたすら敵の建築を撃って破壊するだけです。  しかし狙う優先順位というものがあり、これを間違えると逆転できるものもできなくなってしまいます。  オベ>エク>門>密集AT>壁>蔵>孤立AT  基本的にはこの優先順位です。ただし、壁に関してはマップにもよりますが……  ・まず最優先でオベを狙います。オベを折る事は敵に多大な戦力ダメージを与える事ができますし、何より   オベを折るために歩兵の手を割かなくて済む分、前線の戦力を消耗させずに済みます。  ・エクも領域を取るための建物なので優先して壊しますが、破壊したときの戦力ダメージが小さいので、   オベよりは優先順位が落ちます。  ・ジャイで門を狙える事は稀ですが、狙えるならオベ・エクの次に壊してしまいましょう。   門は再建できないので、壊してしまえばもう敵はレイスを出せません。  ・密集したATは歩兵戦の大きな障害になりますので、余裕があれば壊しておきましょう。  ・蔵を壊せば敵ジャイをまとめて消滅させられますが、蔵そのものは再建できますので優先順位は落ちます。  ・孤立したATは後回しでいいです。領域がある限り再建できてしまいますし、壊しても戦力ダメージは微小です。  また、ジャイはあまりに脚が遅いため、歩くよりジャンプ連打で移動したほうが早いです。覚えておきましょう。 <最終兵器! キマイラ召喚!>  これまで何度も一発逆転の策として冷や汗をかかされてきたキマイラにも、そろそろ自分でなってみましょう。  基本的には劣勢時の逆転策として使う召喚獣ですが、レイスとともに歩兵戦を支援しても心強い存在です。  まずFB狙いなのか歩兵戦支援なのか、どちらの役目でキマイラを出そうとしているのかは  クリ募集の段階からしっかりと宣言した方がいいです。  「FBキマぼ@40」「歩兵キマぼ@40」のようにですね。  場合によっては、「勝ってるのにFB狙い?」と思われ、いらぬ混乱を招く事があります。  FB狙いの場合は、主戦場を避け、なるべくこっそりと進めるルートを行きましょう。  キマイラはHPが意外と低く、また召喚した瞬間からずっとDOTがついて回るので、かなり脆いです。  見つかったら最期だ、ぐらいの気持ちで身を潜め、念入りすぎるぐらいに敵を避けたルートを進みましょう。  敵キープ近辺で敵が邪魔に入ったら、ブリザードブレスで凍らせ、そのまま放置して進みましょう。  倒すと、キマイラにとってのゴール地点である敵キープに死に戻って、キマイラの前に再び立ちはだかります。  逆に歩兵戦支援の場合は、ブリザードブレスによる範囲凍結付与でレイス以上の敵弱体化を狙いつつ、  接近してきた敵をフレイムブレスで焼き、瀕死の敵をライトニングブレスでキルしましょう。  ソーサラーの3種の大魔法を使い分けられるような強さに、感嘆する事間違いなしです。  なお、キマイラを召喚するためには、以下の3つのアイテムから「キマイラブラッド」を作る必要があります。  「錬金の秘法」……レベル30以上のMOB、Hoblinが落とします。レベル15以上のGoblin Captainもごく稀に落とします。  「野獣の血」……犬系のMOBがやや低確率で落とします。  「カペラの水」……首都の道具屋で2000Gで売っています。  錬金の秘法は最初の1回目だけで大丈夫ですが、あとの二つは毎回必要です。  ホルデインなら、王城区にいるメイド服の女性に話しかければ、これらのアイテムをキマイラブラッドと交換してもらえます。 【☆☆☆☆☆……もう前線は怖くない、いざ歩兵戦へ!】 <前提条件は大丈夫?>  歩兵戦へ挑む前に、部隊規則に基づいた前提条件を満たしているかどうか確認してください。  ・メインキャラが☆5(上等兵)である。  ・レベル25以上である。  ・耐性が、(職の最高値×0.9)以上である。  これを満たさずに前線へ行くのは原則禁止しています。 <歩兵戦とは何のために?>  歩兵戦に熱中するとつい忘れがちですが、あくまでも歩兵戦は領域の奪い合いにおける補助的な手段です。  FEZの戦争は、領域が広く確保し、敵の建物を多く破壊した方が基本的には勝ちます。  全員が全員歩兵戦に夢中になりすぎて裏方がおろそかになれば、最初はキル勝ちしてリードを取る事ができても  自然と領域による戦力ダメージで逆転されてしまいます。  歩兵戦はあくまでも建築破壊・領域確保のための、大事で難しいけど、補助的でしかない手段である。  最前線で大活躍している時でも、これを常に頭の片隅に置いておいてください。  必然的に、主戦場は、オベ・エクを伸ばしていく方向に順ずる事になります。  自軍のオベ・エクを守り、敵軍のオベ・エクを折る。あるいはジャイに折ってもらえるぐらい戦線を押し込む。  それが歩兵戦の役割だからです。  オベ・エクのない所へ突っ込んでいっても、得るものはありません。むしろ主戦場の味方に数的不利を与えてしまいます。 <各職の主な立ち回り方>  ・片手ウォリアー  まずは最前線に立ちましょう。戦況が拮抗して散発的に射撃をし合っているなら、とりあえずは攻撃回避に専念して  突出してくる敵、もしくは凍らされた敵が現れるまで様子を見てください。  片手は「こいつにバッシュされるとスタンさせられて袋叩きに逢って死ぬ」というプレッシャーを、その場にいるだけで  相手に与える事ができます。前線で死なないように歩き回っていれば、それだけでもそこそこ役に立ちます。  突出してきた敵、もしくは凍った敵がいたなら、追撃してくれる味方が周囲にいることを確かめ、バッシュを入れましょう。  バッシュで行動不能になった4秒間のうちに、味方が敵をしとめてくれます。  ・両手ウォリアー  味方の片手から離れすぎないようにしつつ、なるべく敵の側面に回りこむようにして、奇襲を仕掛ける事を心がけましょう。  片手のバッシュが決まったなら、スタンした敵にヘビスマ。  片手のバッシュがなかなか決まらないなら、側面からストスマ→スマやドラテでスカウト、ソーサラーを狙います。  攻撃力が高く、連続攻撃を入れやすい職なので、キル取り能力には抜群に長けていますが、突出しやすい職でもあるため  包囲されて死なないように気をつけましょう。  ・短剣スカウト  近接特化職でありながらエンダーがないため、接近するのが少々困難です。両手同様、奇襲を心がけましょう。  ウォリアーにはアムブレ、ガドブレ。ソーサラーにはパワブレ。ハイドして敵のまっただ中に入れたらヴォイド、というように  各種妨害系スキルを使い分け、とにかく敵に仕事をさせない事を心がけましょう。  特にウォリアーはガドブレが入ると、耐性が非常に脆くなり、やすやすと倒せるようになります。  (この職はこういう事をされると困る、というのを実感で知っておいたほうがいいので、他職を経験してからの方がいいです)  ・弓スカウト  主戦場では、何はなくともアローレインを、敵ウォリアーよりも奥へ撃ちまくりましょう。  アローレインはスカウト、ソーサラーに対しては70〜100程度のダメージを与え、削りとしてはまあ充分な威力です。  加えてこれらの職は、ダメージを受けるとのけぞりが発生するため、えんえんレインを降らされていれば  その中ではまともに行動できません。こうすると、味方ウォリアーが自由に暴れ回る事ができるようになります。  場合によっては突出してきたソーサラーにえんえんエアレイドで粘着するのも有効です。  劣勢時にはピアッシングシュートを撃ちましょう。長射程の吹き飛ばし攻撃は味方の窮地を救います。  ・火ソーサラー  両手同様に側面からの攻撃を仕掛けると有効です。  基本的にはファイアランス・アイスジャベリンなどで中距離から攻撃しつつ様子を見て、  敵がこちらに気づいていない状態で密集していたり、スタン状態の敵を見つけたりした場合には  すかさずヘルファイアを撃ち、大ダメージを与えましょう。  とにかくPW管理が大事な職なので、1発撃ってはPW回復を待つ、の繰り返しで常にヘルファイアに備えましょう。  ・氷ソーサラー  拮抗・優勢時にはアイスジャベリンで攻撃のターゲットを作るよう立ち回りましょう。  側面が取れたり、建物の影から攻撃できたりするならば、カレスを密集地帯に撃つのも有効です。  最も力を発揮するのは、劣勢から立ち直ろうとする時です。向かって来た多数の敵をカレスでまとめて凍らせられれば  それらをバッシュからの一斉攻撃で味方が葬ってくれる事により、人数差が解消され、反撃に転じる事ができます。  ・雷ソーサラー  最大火力のジャッジメントレイが、中ダメージの多段ヒット攻撃であるため、ダメージかぶりが起きやすいです。  このためルートやスタン状態の敵は狙わず、それを救出しようと来た敵の群れなど、少し変則的な狙いが必要となります。  ジャッジで集団を狙うのみならず、瀕死で逃げる敵をライトやサンボルで狙えば、キルも取りやすいです。  ただし雷の攻撃はダメージ以外の効果がないため、前線の押し引きをしっかり見て、必要なら氷も織り交ぜていきましょう。 <各職、これはするべからず集>  ・片手ウォリアー   《バッシュ後、味方がいるのに自分で追撃》    ダメージかぶりの元です。味方の脚を引っ張ります。   《スタン・ルート状態の敵にスラムorクランブル》    絶好のキル取りチャンスをわざわざ潰してしまいます。  ・両手ウォリアー   《片手ウォリアーにドラテやストスマで突撃》    バッシュされて死ぬのがオチです。   《スタン・ルート状態の敵にドラテ》    ドラテは小ダメージの多段ヒット技です。ダメージかぶりの危険性が非常に高くなります。    ドラテではなくヘビスマを使いましょう。   《スタン・ルート状態の敵にクランブル》    絶好のキル取りチャンスをわざわざ潰してしまいます。  ・短剣スカウト   《ずっとハイド状態》    あなたが現れるまで、味方が一人少ない状態で戦う事を、主戦場の味方全員に強いるも同然です。   《一撃で倒せない敵にパニ》    大ダメージを与えるだけの効果のスキルは、最終的に仕留めるところまで持って行けなければ、回復されムダに終わります。    それよりも味方が攻めやすくなるよう、一撃で倒せそうもない敵にはガドブレなりアムブレなりを入れましょう。   《スタン状態の敵へガドブレ以外で攻撃》    基本的にはガドブレも控えた方がいいですが、スタンした敵がウォリアーの場合、ガドブレだけはOKです。    それ以外の追撃は自重しましょう。   《ルート状態の敵への攻撃》    片手にバッシュさせてあげましょう。片手がいなければ火力職に任せましょう。  ・弓スカウト   《スタン状態の敵への攻撃》    弓は火力が低いです。ダメージかぶりを起こす危険性を冒すより、他の敵を狙いましょう。   《ルート状態の敵への攻撃》    弓の低火力で解凍しても得るものはありません。片手にバッシュさせてあげましょう。    (アローレインを使っていると、どうしてもうっかりやってしまいがちですが……)   《優勢時にピアッシングシュート》    ピアは劣勢から立ち直るためには有効なスキルですが、優勢時に撃ってはいけません。    吹き飛ばし効果により、敵味方両方の攻撃チャンスを潰すスキルです。    そして優勢時にはもともと敵にチャンスなどない。これを覚えておきましょう。   《えんえんウォリアーに粘着》    ウォリアーは硬く、弓の攻撃力は低く、さらに職補正によるダメージ修正もかかります。    ウォリアーに弓は効かないと考えてしまってもいいぐらいです。狙うなら短剣スカかサラにしましょう。  ・火ソーサラー   《ルート・スタン状態の敵にヘル以外の攻撃》    味方が火サラに期待しているのはヘルファイアの攻撃力です。    PWが一時的に足りないからといって、ダメージかぶりの危険を冒して低火力攻撃をしてはいけません。    ただし例外的に、他に追撃できそうな味方がいないなら、ファイアランスならまあOKです。  ・氷ソーサラー   《ルート・スタン状態の敵に攻撃》    氷サラは火力がないので、ダメージかぶりの危険を冒す必要はありません。    それよりも他の敵の脚を止めて、味方が確実にキルを取れるよう状況を作ってあげましょう。  ・雷ソーサラー   《ルート・スタン状態の敵に攻撃》    ジャッジは大火力スキルですが、その内容は中ダメージの多段ヒットです。    ダメージかぶりの危険を冒すより、もっと他の敵密集地帯を狙いましょう。   《お座り→ジャッジの繰り返し》    ジャッジばっかり狙ってないで氷も撒きましょう。前線の味方が戦いやすくなります。