双竜翔機ジェミナマインド
作:ふにょろん氏

敵対している二国があった。
サングランドとハーヴェン。
それが二国の名前だった。

共にその二つの国は争いあい、
そして傷つけ合うという歴史を繰り返していた。
いわゆる戦争状態。

そして、ほぼ同時期に「竜翔機」と呼ばれる大型の人型兵器、
さらにそれを動かすのに特化した「人間」を、
人造的に作成することに成功した。

その造られた人間は、常に二対で産まれるが故に「双体」と呼ばれた。
また、その双体を産まれる以前、
産まれた直後にすぐに戦闘訓練した者を
特別な意を込めて「双聖体」と呼称していた。
また、その双体は特別なことがない限りは「感情」という物も薄く
子孫を残せないと言う欠点も存在していた。

竜翔機が生まれれば、さらに戦闘もまた肥大化してくる。
一時期は休戦直前まで話は進んだこともあったが、
自らの保身と出世を考える指揮官の手によって破棄されたこともあった。

それを憂いたのが、アストセフライディと自らを呼んだ集団である。
完全な平和を謳い文句に、いつまでも戦争を続けている二国に対して
その集団は自らのオリジナルの大型の人型兵器、
竜翔機とは違ったルーツを持つ兵器を駆使し、
それぞれの国に互角以上の戦いをしていた。
彼らが望む平和……それは、アストセフライディの首領である、
ミハエルを中心に、国を、世界を治めることであった。

サングランドの双聖体・ベルカリアスは、最強の双聖体を自らだと示すが故に
アストセフライディの雄・ミハエルは、完全な平和を求める為に
それぞれ、戦いを挑むのであった。

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主要登場人物

カストル=ジェミニ

いわゆる主人公。
あまり物ごとを深く考えず、
その場その場で行動するタイプ。

ただ、何かしらのことに興味を示すと、
とことん食らいつく。

それは、例えば称号であったり、
一人の女性であったりと
場合は色々あるけれども、
基本的には同じ。 食らいつく。

双体4人組は共通的にですが、
物語中で「感情」を増やしていきます。

セリーナ=
ジェミネス

双体は竜翔機に乗るだけではなく、
他のことにも使用出来ないか?
と言うことを突き詰める為に産まれた双体の一人。
ヒロインでもあります。

元々は情報部に所属していて、敵機の情報、
詮索などを担当していました。

まぁ、戦争が激化するにつれて、
双体という理由だけで竜翔機乗りに異動。
秘めたる情熱家。あまり表に出すことは出来ない。
そして、必要以上に姉として
パルティを心配する面もあったり…。

カルマ=ケンジ

自称傭兵。
報酬さえあれば、昨日の敵も今日の友…
明日は明日の風が吹く…と言いながらも
竜翔機の乗り手としては一流。

世渡り上手で、飄々と人生を生きてます。

こだわりなんて、あまり持ちたくない派。

ベルカリアス=
ヴィルトレーテン

プレイヤー側から見ての敵軍、
サングランドで作られた。

無口で周りに怖いと言う印象を持たれがちだが、
それは人相と無口が故。

双聖体であることに誇りを持っており、
自分が最強だと証明したがる。

それだけに、ハーヴェンのカストルを
しつこく狙ってたり…

ちなみに、仲間に対してだけは情が深いが、
それは戦友に対するものだけであって、
戦場で共に戦わない者に対しては、結構冷徹。
(指揮しかしない上官とか)

「黒き亡霊」の二つ名を所持している。

ミハエル=ロヴィン

アストセフライディの首領。

子供の頃に両親をハーヴェン・サングランドの
戦争で失っており、深い悲しみを経験後
「戦争がなければ、平和な世界が…」
と言う考えを抱く。

それが最終的に、自らを支配者に
絶対的な平和を築く…という思想に変化する。

それは、自分を支配者にしたいとは
名目であり本人は至って大まじめに
「平和の為」と割り切っています。

実は、クロスエルの傀儡的存在でもあったり…。
(自分ではそうとは思ってないが)

主要登場機体

ウルフ=
ジェミナマインド

試作一号機の改良型。

想定以上の機体が出来てしまった。

機体理論は『近接戦での戦闘に超特化』である。

尚、元々『ジェミナマインド』
と言う名前しかなかった。
名称中の『ウルフ』はカストルの付けたもの。

イーグル=
ジェミネマインド

鷲の名を冠した竜翔機。

遠距離から近づき、近距離戦を行う機体として
蝶のように蜂のように刺す……
という思想で作られる。

武装はあくまで近距離専用のもののみで
銃等の遠距離用武具を持たない。

唯一、『凰』と共同して行う技のみ
遠距離用としての技があるのみである。

シルバー=ネイル

ノワールを解体し、補修し直した機体。

いわば、ハーヴェンとサングランドの技術の
結集体とも言える機体である。

ただし、ノワール時に積んでいたステルス機能が
補修出来ないほど損傷していたために
それは排除されている。

フォックス=
ジグリス

ベルカリアスの専用機。

彼の能力と竜翔機の能力が相まって、
サングランドのエースとして活躍をしている。

設計、その動力等は詳しく証されていないが、
現行の竜翔機では最強の近接戦能力を誇る。

兄弟機である闇=ジグリスと共に行う攻撃、
『リライト・オブ・ワールド』は
闇=ジグリスの砲撃システムを用いて
フォックスを撃ちだし、その勢いを利用して
相手に襲いかかる攻撃方法である。

スターチス

ミハエルの専用機。

他のASDカスタマイズ機は、この機体を基に
生産されており、この機体はそれらの
根幹と言うべき機体である。

他のカスタマイズ機に追随を許さない
スペックとなっており、倒すのは容易ではない。

またこの機体は、ミハエルが
父親の遺産である設計図から
独自の考えを入れて自ら作り上げたもの。

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