ここでは、セッションを終えたプレイヤーキャラクターたちが行うべきリザルト処理を記載します。
報酬の獲得

セッションを終えたプレイヤーキャラクターたちには、報酬が与えられます。

まず、セッションのオープニングシーンで提示されたミッションを達成した場合、事前に約束された報奨金が得られます。
平均的な相場としては、一人あたりセッションに参加したプレイヤーキャラクターたちの平均GL×200G.P.程度程度でしょう。
場合によっては事前に報奨金が約束されていない場合もあるかもしれませんが、それはシナリオ内容次第という事で。
また、ミッションが未達成の場合は報奨金が得られない、あるいは半額程度になる場合もありえますが、それはGMが判断してください。

加えて、経験点を取得します。
取得できる経験点は、下記のテーブルを参照してください。
計算結果がマイナスになってしまった場合は、獲得経験値0としてください。
ミッションを成功させた 3
倒したエネミーとの力量差 ((エネミー中、最も高いGL)-(PC各個人のGL))×2
最もGLの高いエネミーが『強個体』だった 1
ミッション遂行上、倒したエネミーが魔物だった 5
その他、GMの認める大成功 1〜3程度

SP獲得と穢れ具象の取得

次に、セッション中に使用したクライシスアクトに対応する【SP】を獲得します。
セッション中、魔物との戦いにおいて、またはヘレティアの瘴気が漂っている中で獲得した【VP】の総量と
同じだけの【SP】を強制的に取得する事になります。
【SP】とは瘴気に汚染された事による肉体と魂の穢れであり、さまざまな心身の異常を引き起こします。

データ的には、【SP】が10の倍数に達したキャラクターは穢れ具象一覧から選択して、『穢れ具象』を取得します。
これは、【SP】が10,20,30…と、10の倍数に達するごとに、新たな穢れ具象を取得します。

穢れ具象を取得する事は、より高性能なクライシスアクトを使用可能にします。
しかし、それは心身が魔物に近づいていってしまっている事の現れでもあり、この世界においては忌避される事です。
加えて、【SP】の上昇は、魔物化という形でのプレイヤーキャラクターロストの原因にもなります(ルール的には後述します)。
魔物化判定とキャラクターロスト

もし、戦闘で全滅するなどの形で、魔物たちに敗北してセッションを終了する形となってしまった場合、
セッションに参加したプレイヤーキャラクターたちは『魔物化判定』を行わなくてはなりません。

具体的には、((【SP】÷5)+3)を目標値に、2D6+【GL】で判定を行います。
これに失敗したキャラクターは魔物化してしまい、プレイヤーキャラクターとして使用する事はできなくなります。
リザルト完了後

魔物化したプレイヤーキャラクター以外は、次のセッションに備えての準備を行ってください。
具体的には成長の処理や、アイテムの買い足しなどを行う事になるでしょう。

万一、直前のセッションを魔物たちに敗北した形で終えていたとしても、神殿を始めとしたなにがしかからの救助が入ります。
ヴァルキリーズ・チルドレンは貴重な戦力なので、ミッションが達成できずともそう簡単には見捨てられないものだからです。
そのため、特にGMから特段の指示がない限り、救助されたものとして次のセッションへの準備を行ってください。